2012年01月23日

オプトの歴史と逸話21~資金調達で失敗(1999年)

これからネットバブルが来ることは米国を見れば明らかであった。つまり、資金調達は容易になる。その時ふと「出資と融資で、どちらが資金調達コストは安いか?」を考えた。

 

仮に1億円の出資か融資を受け、5年後に上場し株価が10倍の10億円になったとする。融資であれば低金利時代なのでせいぜい2%程度。単純に5年換算しても1000万円払えば良いことになる。ところが出資の場合差額は9億円。既存株主からすれば当然融資の方が得である。そこで判断を誤った。

※実際オプトの場合も1998年~2000年に2億の融資と3億の出資を受け、5年後に約15倍でIPOすることになる。

 

本来「運転資金は融資、投資資金は増資」というのが王道であろう。ゆえに新規事業資金は増資で賄うのが筋であった。ところが、上記のような資本調達コストを考え、また資金調達天国のネットバブル到来を見越し最大限まで借入してしまった。

 

その結果、ネットバブルが来た1999年後半ベンチャーキャピタルを回ったが、決算書が2億円の赤字、債務超過間近になったベンチャーにはなかなか出資をしてくれなかった。一方、アイデアや事業計画だけで赤字のない創業ベンチャーには次々資金がついていった。結局40社程VCを回り、ようやく3億円の調達に目途をつけた時は数多くのベンチャーに先を越されてしまい、悔しい思いをするはめになってしまう。



hachio88 at 14:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!OPT創業物語